犬 マダニ 潰してしまった 29

皆さん、愛犬のノミやダニ予防はどうされていますか。定期的に予防している方もいれば、屋外にはあまり行かないのでしていないという方もいるかもしれません。今回は、ノミ・ダニの生態を知り、引き起こされる病気、治療法、駆除方法、予防法をお話します。 もし犬の体に付いていても、取り方が難しく、潰してしまったら危ないので病院で取ってもらって下さいね。, 春先から気温が高くなり暖かくなれば、そろそろ寄生虫に気を付けようと思いがちですが、実はマダニは一年中活動しています。, マダニの中にもいろいろな種類がいて、それぞれの地域や環境に適応し住み分けています。, キチマダニ・フタトゲチマダニ・オオトゲチマダニ・タカサゴキララマダニ・ヤマトマダニ・ツリガネチマダニ・クリイロコイタマダニ・シュルツエマダニなど, こんなにたくさんのいろいろなマダニが、都市部にも山間部にも日本中のどこにでも生息しているのです。, (私は個人的に虫が嫌いで、足の数やら体の構造やら書いているだけでもゾクゾクします。), 肉眼でも見える大きさで、一般的なイエダニなど、屋内で発生するダニとは違う種類です。, 寿命は3年~5年と言われていますが、吸血する期間はその生涯の中で20~25日ほどだそうです。, それ以外の時期には何をしているかと言うと、脱皮、産卵などをしながら土中や草むらなどで生活しているのだそうです。, なのでその間は麻酔物質のようなものを分泌し、その動物に気づかれないようにする習性があるようです。, 吸血して何倍もの大きさに膨れ上がっているマダニが、犬にくっついていても気づかれにくいのには、このような理由によるのです。, マダニは、普段は3mm程度の大きさですが、吸血しただけで体も膨れ上がり10mmくらいの大きさになります。, マダニが生息している草むらなどに近づく犬や猫などは、マダニにとっては恰好の宿主です。, 複数のマダニに寄生されてしまうと吸われる血液の量も大量になるので、犬は貧血に陥ってしまいます。, その上問題はこれだけではなく、ニュースにもなるように、マダニが媒介する病気は大変危険なのです。, 人の場合は、頭痛、発熱、倦怠感といった症状で発症するが、犬は感染していても特に症状を示さない無症候期と急性期がある。, 急性期は、発熱、全身リンパ節腫脹、筋肉痛、関節痛、呼吸困難、神経症状、浮腫、点状出血、斑状出血が現れる。, 犬のライム病では、主なものは神経症状であり、髄膜炎、脳炎、痙攣や麻痺などが出現する。, 人の症状はインフルエンザに似ており、発熱、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感、呼吸器症状など。, 犬の場合は感染していても症状がほとんどわからず、感染している犬からの人への感染が問題になる。, バベシアという原虫によるもの。赤血球に病原体が寄生して赤血球が壊され、それによって溶血性の貧血や発熱という症状が出現する。, 人にも犬にも、溶血性貧血、血尿、黄疸などの症状が現れ、犬の場合は急激に悪化して亡くなることもある。, 過去にニュースになった、猫咬傷によるマダニ感染症での人の死亡はこの病気で、西日本を中心に発生が多い。, 2013年に日本で初の患者が発見されたが、決して珍しい病気ではなく、その後も感染者は300人を越えて報告されている。, 犬がこのウイルスに感染した場合、発熱や血小板減少などの症状が現れることもあるが、無症状であることも多く、唾液や血液からの人への感染が問題になる。, 以上がマダニが媒介する代表的な病気ですが、マダニによる感染症はまだ他にもあります。, このようなウイルスや病原体に感染した動物にマダニが寄生し、吸血する時に病原菌がマダニの体内に移動します。, そしてその体内で増殖した病原体は、再びマダニが吸血する次の動物の体内に移動して感染が成立します。, マダニの怖さは、ただ寄生して吸血するという単純なものではなく、上記のような病原菌を保有している危険性があることです。, マダニ感染症で寄生された犬が病気になったり、飼い主へ感染したりする可能性があり、犬が寄生されないように予防することが第一です。, 例え都会であっても、基本的に草むらのあるようなところであれば、道端などにもマダニは潜んでいると考えて下さい。, マダニは、動物が放出する二酸化炭素のにおい、体臭、体温などを感じて飛び移って来ます。, 犬が草むらなどに入りたがることは多いですが、マダニ予防のためにもできるだけ避けた方が安全です。, マダニは人にも付くので、人もそのような場所に行く必要性がある時はできるだけ肌の露出を少なくして衣服で覆って下さい。, マダニは、耳、胸元、顏まわり、内股、お尻など、毛の少ないところを好んで寄生します。, また、垂れ耳の犬は、耳の内側に寄生する可能性があるので気を付けて見てあげて下さい。, 予防薬は正しく使用すればほぼ確実に予防できるはずですが、マダニ生息場所に行くことが多い場合、やはりそのようなリスクもあるかもしれません。, マダニ予防薬はマダニだけでなく、ノミダニ予防薬としてノミも一緒に駆除できるようになっているのが一般的です。, 同じように見える薬でも、ノミの成虫だけを対象にするもの、卵にも有効なものなど、成分に多少違いもあります。, このフロントラインブランドだけでも「フロントラインスポットオン」「フロントラインプラス」「フロントラインスプレー」という3種類があります。, どれもがノミとマダニに有効なのですが、ノミの卵・幼虫・シラミ・ハジラミなど広範囲に有効なのはフロントラインプラスだけです。, 同じ製造ラインの薬なので元の成分は同じなのですが、フロントラインプラスだけにプラスされている成分があり、その分やや強い薬になっているということなのです。, 同じような予防薬を使用するのなら全てをカバーできる薬の方が良い、と考えることもできますし、犬の体への負担を考えて最低限であえて弱めの薬を選ぶ、という選択方法もあると思います。, 最近は、ノミダニなどの外部寄生虫だけでなく、内部寄生虫であるフィラリア予防まで一種類でまとめて対象にした薬もあります。, フィラリアは、年に一度、これまでに感染がなかったかという血液検査をした上でその年の予防薬を開始するのが原則です。, 気候の温暖な海外では、一年中フィラリアを媒介する蚊がいることを前提にし、フィラリア予防も年間を通じてする地域もあります。, 年中フィラリア予防薬を欠かさず投与していれば、感染はないと考えても良いかもしれません。, しかし、日本のように薬を飲ませない季節がある場合、その間にフィラリア感染していないとも限りません。, もし感染していて、体内でフィラリアが育っている状態でフィラリア予防薬を飲ませ始めるのはとても危険なことです。, 繰り返しますが、フィラリア予防を兼ねるのであれば、必ず投与前に血液検査が必要です。, ただ、店頭に置かれているようなものは成分が軽くあまり効果がなかったり、マダニ駆除が確実にできないものだったりもします。, 駆除薬全般が犬に良くないという考えの元、アロマスプレーなどで予防している飼い主さんもいるようですが、忌避剤としては多少の効果はあるとしても確実な予防薬にはなりません。, 駆除薬は殺虫剤であり、敬遠したい気持ちになるほど強い成分であることに間違いなく、アロマではその効果は代用できません。, できるだけ負担がかからない方法をという気持ちは理解できなくはありませんが、それで予防はできないと認識した上で、寄生虫にはくれぐれも注意して欲しいと思います。, 私の犬はスポットタイプを嫌がっていて、一時期、寄生虫全般に有効な飲み薬に変えてみたことがあります。, 喜んで食べたのでこれならうまくいくと思いましたが、その後てんかんがあることがわかったので、主治医と話し合って再びスポットタイプに戻りました。, その飲み薬の「スピノサド」という成分は、てんかんにはハイリスクであるという副作用情報があったのです。, 薬に関しては、安易に自己判断せずに不安なことは獣医師と相談し、アドバイスを受けて下さい。, ノミやダニを24時間以内に駆除し、ノミに対しては約1~3ヶ月間、ダニに対しては約3週間新たな寄生を予防。, 大豆由来の成分ですが牛肉風味になっており、嗜好性が高いので確実な投与が期待できます。, この飲み薬の成分は「アフォキソラネル」というもので、マダニへの効果は1ヶ月持続します。, どんなに気を付けても、マダニが生息している場所がある限り、犬の体に付いてしまう可能性はあります。, そのまま家に持ち込んでしまい、室内に住み着いて繁殖してしまうと最悪ですのでそれだけは避けたいです。, 犬の体にマダニが付いてないか、ブラッシングなどのケアをする時には確認してあげて下さい。, 簡単にポロっと取れそうに見えますが、10日近くも寄生して吸血しようとする寄生虫ですので、そうはいかないのです。, 体も頑丈で硬く、簡単につぶすこともできず、また、つぶしてしまうと、保有しているかもしれない病原体が一気に拡散されて大変危険です。, 無理にはがせばマダニの体がちぎれ、強力に寄生しているマダニの口器だけが皮膚に噛みついた状態で残ります。, ネット上では、マダニの取り方など紹介されていたりしますが、マダニはしぶとくて下手な扱いは危険です。, 口器を残さないように上手に取るにはコツが必要なので、病院で確実に取ってもらって下さい。, 飼い主さんが気づいたということは、すでにマダニが吸血によって大きくなっていて寄生して何日か経過しているとも思われます。, 念の為に犬の寝床やカーペットなど、居住スペースにマダニが落ちていないかも確認して下さい。, 飼い主さん自身がマダニに寄生されていた場合も、必ず医療機関に受診して同じように対処して下さい。, マダニは、人にも犬にも共通する感染症の媒介をする危険があり、それらの感染症の中には治療法がなく死亡率の高いものもあることが怖さです。, 基本的にどの季節でもどの地域にでも、マダニの生息できる環境があるので、そのような場所に近寄らないことが第一です。, 飲み薬やスポットタイプなど予防薬がありますので、目的に合わせて上手に使ってあげて下さい。, このサイトの管理人で執筆者。人対象の看護師。愛玩動物救命士。犬を愛しています。臨床に携わる立場から犬の病気も人の病気に例えてわかりやすくマニアックに解説しています。ここから詳しいプロフィールが読めるよ。.

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